採用情報

「サマークラーク」の募集について

             本年度の募集は終了いたしました。

チーム力の重要性

⼭岸 正和52期・大阪事務所

  • どのような仕事をしていますか

    顧問先の企業からの様々な相談への対応、訴訟、交渉、M&Aにおける法務デュー・ディリジェンス、株主総会対応、契約書のレビューなど様々な業務を⾏っています。パートナーは専⾨分野を中⼼に業務を⾏っていますが、分野ごとに担当弁護⼠を決めているわけではなく、すべての弁護⼠が様々な分野の業務に関与しています。

  • アソシエイトとはどのように仕事をしていますか

    普通の案件については原則として1つの案件をパートナー1名とアソシエイト1名で担当しており、アソシエイトには責任感を持ってもらうため、主体的に案件に関与してもらうようにしています。依頼者との相談にはパートナーが必ず同席するようにしていますが、相⼿⽅と交渉したり、依頼者と連絡を取り合ったり、書⾯のドラフトを作成したり、裁判所で発⾔や尋問をしたりすることはできるだけアソシエイトにしてもらうようにしています。もちろん、相⼿⽅との交渉の進め⽅や依頼者への説明の仕⽅などについては、事前にパートナーとアソシエイトが協議しますし、書⾯については必ずパートナーが検討しています。

  • アソシエイトの教育はどのようにしていますか

    アソシエイトには主体的に案件に関与してもらうことを通して、オンザジョブトレーニングを⾏っています。案件に補充的にしか関与しなければいつまでたっても⼀⼈前の弁護⼠にはなれないと考えています。不安な時もありますが、アソシエイトを信頼して仕事を任せることがアソシエイトの教育になると思っています。パートナーは責任を取ることが仕事ですから、アソシエイトには積極的に仕事に取り組んでもらいたいと思っています。

  • 印象に残った事件はありますか

    依頼者の会社から従業員が独⽴して会社を設⽴し従業員を複数名引き抜いて依頼者の得意先に営業を⾏ったという損害賠償請求事件で、1審では依頼者の請求が棄却されましたが、控訴審から当事務所で受任し、元裁判官の弁護⼠を含む当事務所の複数の弁護⼠がチームを組んで対応した結果、控訴審では依頼者の請求が認容されたという事件が印象に残っています。この事件を担当していたころはまだ事務所に⼊って数年⽬でしたが、主任として書⾯を起案したりしていました。当事務所では、複数の弁護⼠が期にかかわらず対等に議論して依頼者の利益のために仕事に取り組んでいるためこのような良い結果が得られたものと考えています。

  • どのような弁護⼠を採⽤したいですか

    当事務所ではアソシエイトには1年⽬から責任をもって積極的に仕事に取り組んでもらうようにしていますので、まずは責任感と積極性を有していることが必要だと思います。また、複数の弁護⼠がチームを組んで事案を処理することになりますので、協調性も必要ですし、臆することなく⾃分の意⾒を伝えることができる⼒も必要だと思います。

スピード、協調性、段取り力

中澤 構56期・東京事務所

  • 東京事務所の特徴を教えて下さい

    東京事務所においても、⼤阪事務所と同様に、様々な規模・業種の多数の顧問先の企業からの依頼により、相談、調査、契約書のレビュー、交渉、訴訟を中⼼とする紛争案件等に対応しています。
    あえて東京事務所の業務内容の特徴を挙げるとすれば、①M&A案件、②中央官庁絡みの案件が相対的に多いということが挙げられます。
    ①M&A案件については、東京が⽇本の経済の中⼼地であることから、M&A案件の絶対数が⼤阪よりも多く、東京事務所においても、スキーム⽴案、法務デュー・ディリジェンス、株式譲渡契約書に関する交渉、PMI、買収完了後の紛争対応等、様々なM&A業務に対応しており、⼤阪事務所と⽐較すると、全体に占めるM&A案件の割合は⼤きくなっています。
    ②中央官庁絡みの案件については、既存ビジネス・新規ビジネスを問わず、⾦融庁、経済産業省、公正取引委員会、法務省、特許庁等の中央官庁に法令やガイドライン等への抵触の有無を確認したり折衝を⾏ったりすることがあり、このような案件についても⼤阪事務所と⽐較すると東京事務所での対応件数は相対的に多くなっています。東京事務所は中央官庁が集まる霞が関の隣の⽇⽐⾕にオフィスがあります。

  • どのような弁護⼠が求められていますか

    ①スピーディーに処理ができること、②協調性があること、③段取りよく処理できることが必要だと思います。
    ①事務所における案件全体に共通して⾔えることとして、クライアントから求められる処理スピードが速いということが挙げられます。クライアントからの納期指定はタイトであるにもかかわらず、業務の質も維持する必要があります。
    そのため、クライアントから依頼があって⼀から調査を開始していたのでは到底納期に間に合いませんので、普段から様々な法律分野について⾃ら積極的に勉強することが求められます。なお、当事務所では、弁護⼠が全員参加する、あるいは任意に参加する様々な法律分野の勉強会を定期的に開催しており、熱意さえあれば知識・スキルを⾝につけられる環境が整っています。
    ②また、当事務所では弁護⼠が単独で業務することはなく、必ずパートナーとアソシエイトがチームを組んで業務を⾏います。そのため、当事務所に所属する弁護⼠としては、協調性があることが必須となります。
    ③上記①②にも関連しますが、業務をスピーディーに処理し、また弁護⼠が複数でチームを組んで処理するためには、段取りをきちんと付けられることが必須の能⼒と⾔えるでしょう。常に納期から逆算して、いつまでに調査して、いつまでにドラフトを上げ、いつディスカッションを⾏い、いつまでに完成させるのか、前もって計画し、対所内・対クライアントとの関係で認識の共通化を図っておく必要があります。この段取りが悪いと仕事がスムーズに進みませんので、この点についてはいくら強調しても強調し過ぎることはないと思っています。

  • 印象に残った事件はありますか

    私はM&A案件を担当することが多いのですが、M&A案件は、処理のスピード、問題点を的確に把握して解決策を提⽰するスキル、チームを⼀丸として纏める統率⼒、そしてクライアント、FA、財務・税務・環境デュー・ディリジェンスを担当する他のファーム等との関係調整、相⼿⽅との交渉能⼒といった、弁護⼠として求められるありとあらゆる要素が詰まった総合格闘技のようなものです。
    M&A案件と⾔うと何となく華やかなイメージを持たれがちですが、実際には書類の⼭と格闘する地道な作業が全体の中で⼤きな割合を占めています。また、相⼿⽅からは無理難題を⾔われることも多く、その処理には気苦労が絶えません。ですが、そうであるからこそ、無事クロージングまでたどり着いた暁には、何とも⾔えない解放感を味わうことができます。私が担当したM&A案件は規模も業種も様々ですが、苦労が⼤きい分、どの案件も⾮常に印象深く記憶に残っています。

多面的な経験ができる場所

安部拓也68期・東京事務所

  • 事務所に入ってからの経歴を教えて下さい

    私は、2015年に入所して、1年間、大阪事務所で勤務していました。
    その後、約1年半、民間企業の法務部に出向し、現在は東京事務所で勤務しています。
    これらの経験を踏まえ、以下、当事務所の大阪事務所と東京事務所の違い、民間企業と法律事務所の違い等についてご紹介します。

  • 業務内容の観点から見た大阪事務所と東京事務所の違いはどのような点でしょうか

    まず、大阪事務所での業務内容ですが、入所以来、交通事故や親族・相続等の一般民事案件からM&Aや不祥事対応等の企業法務案件(いわゆるジェネラルコーポレート案件で、一般民事案件及び示談・訴訟以外の案件という趣旨で用います。)まで多岐にわたる分野を担当させていただきました。業務内容の印象としては、特定の分野への偏りがなかったという印象です。また、保全執行等の債権回収案件や示談・訴訟といった紛争解決案件が多いことも大阪事務所の一つの特徴かと思います。1日に京都、大阪、神戸といった近畿圏の各地裁を、いわばはしごするような日もありました。
    次に、東京事務所での業務内容ですが、大阪事務所と比べると企業法務案件が占める割合が多いように感じます。もちろん、東京事務所でも交渉・訴訟といった紛争解決案件はありますが、私個人の感覚として、絶対量としては大阪事務所よりも少ないように感じます。
    いずれにしても、基本的にはアソシエイトが主任として案件の解決に当たることになりますので、依頼者との連絡を含めて主体的に責任感をもって迅速に進めることが求められますし、結果として、1年目から弁護士として大きく成長することができる環境にあると思います。

  • 民間企業の法務部での仕事と法律事務所での仕事の違いを教えて下さい

    私は、入所してから1年間は大阪事務所で勤務していましたが、その後、東京の民間企業法務部に約1年半出向していました。
    出向先の民間企業での業務内容は、契約書のレビューや関係法令・判例の調査及び検討、紛争対応等の業務が中心でした。法律事務所との違いですが、法律事務所では、基本的にビジネスの一部しか関与することはできませんが、企業では、そもそもこのようなビジネスを始めていいのかという初期段階から継続的にビジネスに関与することができ、かつ、営業課からはそれが求められているという点が大きな違いかと思います。営業課の進めるビジネスに支障を来さないようにしつつも、法的に看過できない点は指摘し、指摘して終わりではなくてどうすれば法的にクリアになるのかというところまで営業課と一緒に考えることは非常に勉強になりましたし、実際にビジネスが成功した時にはうれしさや達成感を覚えました。
    また、企業が法律事務所に何を求めているかということを学べたことも貴重な経験でした。法律事務所の中にいるだけでは、当然、外からの目というものは経験できず、ややもすれば一方通行になりがちなので、この点は非常にいい経験になりました。

  • 弁護士を目指す方にひとこといただけますでしょうか

    当事務所は、業務の内容は多種多様ですし、取り組みようによっては、弁護士として大きく成長できる環境にあると思います。また、民間企業や官公庁等の外部に行く機会もあります。
    進路については、どの道が正解というのはなく、自ら決断した道・方法でひとまず懸命にやってみるほかないと思いますが、弁護士として法律事務所に勤務することを考えている方々にとって、本ページが少しでも参考になれば、また、その一つの候補として当事務所をお考えいただくきっかけになれば幸いです。

勉強できる環境

唐井貴久69期・大阪事務所

  • どのような仕事をしていますか

    弁護士によって多少の違いはあるかもしれませんが、私の場合、案件の種類としては、訴訟・示談等の紛争、契約書レビュー、調査・相談、いずれも同程度の量があります。分野としては、事務所の顧問先の多様さに応じて、いわゆる企業法務案件は一通り抱えているほか、私は生命保険会社への出向経験があるので、損害保険・生命保険問わず各種保険分野も多く取り扱っています。また私は総合商社にも出向経験があり、その時に英文契約の勉強をしたので、事務所でも英文契約のレビューを担当することもあります。

  • 事務所の長所を教えてください

    弁護士としてきちんと勉強できる環境にあることは長所だと思います。パートナー弁護士はそれぞれの得意分野で業績を残していますし、実績ある元裁判官の弁護士からアドバイスをもらうこともできます。キャリアの長い事務員も多数在籍しており、訴訟だけでなく、破産・保全・執行の実務にも精通してますので、弁護士として確実な仕事ができることも長所だと思います。

  • 事務所の雰囲気を教えてください

    個室ではなくブースで仕事をしており、各人がどのような仕事をしているのかがわかりやすいので、案件のことはもちろん、雑談含めちょっとした話もしやすい雰囲気にあると思います。パートナー、アソシエイト、事務員問わず、一緒に飲みに行くこともよくあります。とはいえ必要以上に干渉することはありませんので、仕事をきちんとこなしていれば、後は各人の自由に任されていると思います。

  • 就職活動中の人に一言お願いします

    私も就職活動中は漠然とした不安がありましたが、先輩や弁護修習の先生のアドバイスも受けながら、複数の求人の応募し、縁あって当事務所で勤務を開始することになりました。当事務所に興味をお持ちの方は、まずは求人に応募いただき、ぜひ事務所を見に来てください。

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